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「首里城正殿」サントリー美術館
「首里城正殿」 サントリー美術館

東京都港区赤坂9-7-4 :六本木・東京ミッドタウン ガレリア3階
「東京ミッドタウン」 21世紀の日本を代表する街、世界に類を見ない独創的な街が誕生しました。


BINGATA Colors and Shapes of the Ryukyu Dynasty
Commemorating the 40th Anniversary of the Reversion of Okinawa to Japan

沖縄復帰40周年記念
紅型 BINGATA ―琉球王朝のいろとかたち―

今回の展覧会では、琉球王家に伝えられた紅型衣裳の白眉といえる作品をはじめ、これまで守り伝えられた優品を一堂に集めご覧いただきます。さらに松坂屋コレクションの中から、洋画家岡田三郎助の蒐集した作品を中心に、紅型衣裳を初公開します。また、鎌倉芳太郎蒐集資料からは、今回出品の紅型衣裳に類似する型紙を併せて展示します。
沖縄復帰40周年という年に、紅型の衣裳を通して琉球の豊かな染色文化を顧みるとともに、改めて紅型の 「かたち」 と 「いろ」 が生み出す魅力が伝えられることを願っています。


会期: 2012 6/13(水)〜7/22(日) 巡回展は終了しました。
※会期中作品保護のため、展示替えを行います。
休館日:毎週火曜日
開館時間:10時〜18時 ※金・土は20時まで開館 ※ただし、7/15(日)は20時まで開館
※いずれも入館は閉館30分前まで
※開館情報は、今後の状況により変更する場合があります。詳しくはホームページで公開しています。

会場:サントリー美術館
巡回先:2012年9月11日-10月21日:大阪市立美術館
2012年11月3日-11月25日:松坂屋美術館


紅型は琉球王朝の時代に、王族や士族など特定の階層の衣裳に用いられ、
王府の庇護のもとに発展した染色の技法です

画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。

「紅型 BINGATA」会場入口

沖縄復帰40周年記念 「紅型 BINGATA」
琉球王朝のいろとかたち―
2012 6/12 プレス内覧会


        ―本展覧会 「News Release」 「紅型 BINGATA:カタログ」より抜粋して掲載しています―
「展示構成」

琉球王朝の時代に生み出された紅型の衣裳は、型染による表現の多様性において特筆すべき染色品です。型紙を複数つなげて表す大胆な構成の絵画的な模様、繊細優美な小紋柄、二枚の型紙を重ねて用いる複雑緻密な構成の模様など多彩な意匠が施されています。琉球に産する、あるいは海外との交易によりもたらされた顔料や染料による 「いろ」 と、型紙を駆使して創り出された 「かたち」 により、琉球独自の染色世界が展開されています。
米糊を防染剤として顔料や染料を用いた紅型の型染や筒描の技法は、18世紀中頃には確立していたと見られ、紅型の衣裳は、王族や士族など特定の階層を中心に着用され発展します。


特別展示
琉球国王尚家
に伝わる紅型衣裳

尚家で用いられた紅型の衣裳は、琉球内外の最良の布地や顔料・染料を素材としています。製作には貝摺奉行所の絵師が図案をつくり、士族の資格を与えられた首里や那覇の紺屋(形付屋)が型紙を彫り模様を染め出しました。王家のみに許された特別な模様をはじめ、紅型の多彩な意匠が見られ、琉球王朝の染織工芸の粋を示す貴重な作品です。

国宝 《黄色地鳳凰蝙蝠宝尽くし青海立波模様衣裳》 18−19世紀 那覇市歴史博物館蔵
国宝 《白地流水に菖蒲蝶燕模様衣裳》          18−19世紀 那覇市歴史博物館蔵
国宝 《水色地菱繋ぎに松梅楓鳥模様衣裳》      18−19世紀 那覇市歴史博物館蔵


第1章 紅型の「いろ」と「かたち」

第1章 紅型の「いろ」と「かたち」
「いろ」―大陸からの顔料・染料、沖縄の地に産する琉球藍や福木などの染料で琉球独自の色彩世界が創りだされました。「かたち」―柿渋を塗って和紙を重ねた型紙を彫って表されます。その模様は風景・風俗を反映したものはまれで、他国からの意匠を自由に構成・アレンジし表わした紅型は大きな魅力といえます。
《黄色地牡丹雲に菊尾長鳥模様衣裳》 木綿 19世紀 東京国立博物館
※会期中作品保護のため、展示替えを行います。


第2章 もうひとつの紅型―筒描

第2章 もうひとつの紅型―筒描
紅型には型紙を用いた型染のほかに、円錐状の袋に入れた米糊を絞り出して模様を描き、地染を施す 「筒描」 という技法があります。米糊を防染剤とすることは同じですが、フリーハンドで描かれた模様は、紅型よりさらに大らかな雰囲気に溢れています。
《浅地鶴亀松竹梅模様風呂敷》 苧麻 19世紀 静岡市立芹沢_介美術館
※会期中作品保護のため、展示替えを行います。


第3章 初公開 松坂屋コレクションの紅型衣裳

第3章 初公開 松坂屋コレクションの紅型衣裳
慶長16年(1611)、名古屋創業の松坂屋は、長い歴史に培われた伝統に加え、新たなデザインの研究と開発を目的として、昭和6年(1931)より染織資料の蒐集をはじめました。その多くは洋画家岡田三郎助(1869-1939)により蒐集されています。
《染分地梅桜笹葵模様衣裳》 木綿 19世紀 松坂屋コレクション
※会期中作品保護のため、展示替えを行います。


お問合せTel:03-3479-8600
サントリー美術館公式サイト:http://suntory.jp/SMA/
主催:
サントリー美術館、読売新聞社
後援:沖縄県
協賛:三井不動産、三井住友海上火災保険、日本ヒューレット・パッカード、サントリーホールディングス


参考資料:Press Release、「サントリー美術館ニュースvol.240」、「紅型 BINGATA」カタログ他。
※写真撮影などの掲載は、主催者の許可を得て行っております。
※画像の無断転載禁止


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